京都市東山区の「建仁寺」は京都最古の禅寺で、臨済宗建仁寺派大本山でもあります。1202(建仁2)年、源頼家が寺域を寄進し栄西禅師を開山として宋国百丈山を模して建立しました。
火災などで荒廃しましたがが、1258年に東福寺開山円爾弁円(えんにべんえん)が復興しました。kenninji20200630-01

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有名な俵屋宗達の「風神雷神図」が目を引きますが、ここにあるのはレプリカで本物は京都国立博物館にあるそうです。
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「○△□乃庭」です。植込み(○)・井戸(□)、盛り砂(△)を配置して、宇宙の根元的形態を表しているそうです。私は△は屋根の形状かと思いました^^;
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楓や苔が美しい中庭「潮音庭(ちょうおんてい)」は、雨に濡れた青もみじがとても美しく、向かいの部屋に飾られた風神雷神図の照明が幽玄な雰囲気を醸し出していました。
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法堂へいくと、天井に描かれた小泉淳作氏による「双龍図」が圧巻です。2002年に建仁寺創建800年を記念して約2年の歳月をかけて描かれたそうで、互いに絡みあう”阿吽の双龍”が描かれていて圧倒されますよ!
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京都市東山区の両足院(りょうそくいん)は建仁寺の塔頭寺院で、通常非公開ですが半夏生(はんげしょう)の開花時期に特別公開されます。こちらに毘沙門天が祀られています。
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拝観は方丈を中心に廊下から庭を見たり、庭を歩いたりできます。
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「半夏生」「半化粧」「片白草(かたしろぐさ)」などの呼び名があるドクダミ科の植物で、虫媒花なので虫を誘うために白く目立とうとするといわれています。葉の一部が白く化粧したように見え、池にその姿を映す姿がとても美しく感じました。
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暦の半夏生は夏至から11日目にあたる日のことで、今年は7月1日ですが、ちょうど見頃でした。庭園と茶室とのバランスも素敵です。
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この時期は梅雨末期の多湿で不順な天候が続き、この時期は農作業をしなかったそうです。関西では半夏生にタコを食べる習慣があります。田に植えた苗が、タコの足のようにしっかりと根付くようにとの願いを込めたものだそうです。
蛇足ですがマタマタビの葉っぱもこの時期に一部が白くなります。藤のようにつる性の木なので、森へ行くとよく見かけます。
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