京都市山科区の「勧修寺(かじゅうじ)」は真言宗の寺院で、900年に醍醐天皇が生母の御願により創建されたと伝えられています。写真は庭園入口と宸殿です。
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書院の前庭にある少し変わったスタイルの灯籠は勧修寺型灯籠と呼ばれ、水戸光圀公の寄進だそうです。灯籠を覆うようにびっしり茂ったハイビャクシンの樹齢は750年と言われ圧巻でした!
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氷室池を中心とする池泉庭園が有名ですが、睡蓮や半夏生が咲いていました。蓮も咲いていますが、雨に打たれて悲しい姿でした。拝観受付で無料で鯉の餌をいただけますが、あいにくの雨なので辞退しました。
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勧修寺はお堂には上がれないので、庭園の散策や庭園から見えるお堂などを楽しみます。雨に打たれて喜ぶ紫陽花も綺麗でした♪
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京都市上京区の「廬山寺(ろざんじ)」は正式名を慮山天台講寺といい、938年に元三(がんざん)大師(慈恵大師)によって船岡山に創建され、1571年に織田信長の焼き打ちをまぬがれ現在地に移されました。
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廬山寺は紫式部の邸宅跡としても知られ、「源氏物語」をはじめほとんどの著書をこの邸宅で執筆したといわれています。拝観受付の横に紫式部にちなんだ歌碑があります。
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本堂内には源氏物語ゆかりの品が展示されています。本堂前の源氏の庭は白砂を敷き、苔を配して、そこに紫式部にちなんで桔梗が植えられています。
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雨に濡れてしっとりした質感の白砂や苔との絶妙なバランスと清楚なブルーの桔梗はとても上品で美しかったです。
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