奈良県宇陀市の大野寺は、真言宗室生寺派の寺院です。役行者が開き、824年に弘法大師によって堂宇が建立されたと伝わります。
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後鳥羽上皇の勅願により造立されたといわれる高さ13.8mの弥勒磨崖仏と、見事なしだれ桜が有名です。
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大野寺のしだれ桜ごしに見る弥勒磨崖仏は日本一美しいともいわれています。onoji20200404-03

境内にある2本の樹齢約300年の小糸しだれ桜は、堂々とした枝ぶりと繊細な美しさに魅了されますが、現在は病害のため枝を切って治療が行われています。数年後には、また元の姿を見られることを楽しみにしています。
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境内には紅しだれ桜や木蓮が美しい庭もあります。
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奈良県宇陀市の室生寺は、厳しく女人を禁制してきた高野山に対し、女人の済度をもはかる真言道場として女性の参詣を許したことから「女人高野」とも呼ばれています。
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室生川に架かる朱色の太鼓橋を渡って境内に入ると、杉木立の中に弥勒堂・金堂・本堂・五重塔などの堂塔が美しいたたずまいを見せて立ち並んでいます。長い石段(鎧坂)を上ると弥勒堂と金堂が建っています。
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本堂(灌頂堂)です。後ろに五重塔が見えます。
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五重塔です。屋外に建つ五重塔では日本最小の可愛い塔です。ここから奥の院への道が続きます。
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本坊の桜も綺麗でした。桜が散ったら石楠花の季節です♪
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