京都・紫野の大徳寺は、臨済宗大徳寺派の大本山です。とんちでおなじみの一休和尚や、沢庵和尚が住まわれたところでもあります。境内には勅使門・山門・仏殿・法堂・唐門・方丈などが南北一直線上に建っていて、法堂・方丈・唐門が特別公開されました。
法堂には狩野探幽による天井龍が描かれています。八方睨みの龍の真下で手を叩くと龍が鳴きます。いい声でしたよ!
方丈には美しい庭園があり、唐門には豪華絢爛な彫刻が素晴らしかったです。ただ、すべて撮影禁止なので写真がないのが残念...

大徳寺の境内には22もの塔頭があり、それぞれに枯山水の名園や由緒ある茶室など、室町から江戸時代にわたる多くの文化財を持っています。そこで、通年公開されている高桐院を訪ねました。
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高桐院(こうとういん)は、1601年に細川忠興が父の藤考の菩提所として建立しました。まっすぐ延びる参道がとても印象的です。暖冬でもあって苔の緑がとても綺麗でした。
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紅葉が美しい庭園が有名で晩秋には多くの観光客が訪れますが、冬場はほぼ貸切状態で、ゆっくり庭園を鑑賞できます。
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千利休の屋敷の広間を移築したと伝えられる書院の「意北軒」や、細川三斎が建てた利休風の名茶室「松向軒」なども素敵です^^
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また、細川家代々の墓や三斎公(細川忠興)・ガラシャ夫人の墓所にも庭園を歩いていくことができます。庭園から眺める茶室なども綺麗です。
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妙心寺は臨済宗妙心寺派の大本山で、1337年に花園法皇が自らの離宮を禅刹に改め、関山慧玄を開山として迎えたのが始まりです。
その後一時衰退しましたが、細川勝元の支援を受けて復興し、現在も46の塔頭寺院が点在しています。
妙心寺の伽藍配置は、近代の禅宗伽藍の典型である七堂伽藍で、勅使門から北へ、三門、仏殿、法堂、寝堂、大方丈、小方丈、大庫裏などの禅宗伽藍が一直線に並んでいます。
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今回は仏殿や浴室が特別公開されました。仏殿には妙心寺にゆかりのある明智光秀の位牌が安置されています。仏殿は撮影できませんが、浴室は撮影可能でした。
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浴室は光秀の叔父にあたる密宗和尚(みっそうおしょう)が光秀の菩提を弔うために建立したもので、「明智風呂」と呼ばれています。現存する建物は1656年に再建されたもので、洗い場を備えた蒸し風呂になっていて興味深かったです。手前が洗い場で、建物の中に入ります。右にわずかに見える畳敷きの間は休憩室、左奥が風呂釜ですです。
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風呂釜です。上の口に水を入れ、下から薪で蒸気を発生させます。
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