滋賀県安土町にある「教林坊(きょうりんぼう)」は、別名「石の寺」と呼ばれています。境内には「太子の説法岩」と呼ばれる大きな岩など巨石がたくさんあります。
教林坊は605(推古13)年に聖徳太子によって創建されました。寺名の「教林」とは、太子が林の中で教えを説いたことに由来します。
山門から竹林を見ながら歩いて表門へ来ると、真っ赤に色づいた紅葉が現れました。この先がどうなってるんだろうとワクワクします♪
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書院に作られた付書院を通して庭園を眺めてみます。ちょうど掛軸に描かれたように見えることから「掛軸庭園」と呼ばれます。このように床の間を作らず独立した付書院から眺めるのは、室町初期の名残りだそうです。
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書院と本堂を囲む庭園をぐるっと歩くと、まるで炎上しているかのようです。
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どの方向を向いても絵になる素晴らしい紅葉でしょう!
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庭園の向こうに本堂と書院が見えます。
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本堂の後ろに聖徳太子作のご本尊(石仏)が祀られている石窟があります。ご本尊の観音さまは赤川観音と呼ばれ、安産守護の言い伝えがあるそうです。
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教林坊は隠れ家的で大好きなお寺でしたが、今ではバスツアーで訪れる団体客が多くメジャーなお寺になってしまって寂しいです...
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