ちょこっと京都の紅葉を見にいってみました♪
泉涌寺とその塔頭寺院である今熊野観音寺と雲龍院を訪ねました。午前8時ごろに今熊野観音寺(いまくまのかんのんじ)に到着。西国三十三所観音霊場の第15番札所で、空海が熊野権現の化身の老翁から一寸八分の観音像を授かり、安置したことにはじまります。
1616年の後白河法皇による熊野勧請以来栄えましたが、応仁の乱で荒廃し、正徳年間(1711~1716)に勧進復興されました。
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境内に入ると大きな子まもり大師像が迎えてくれます。子供達の心身健康・学業成就・諸芸上達・交通安全などを叶えていただけるとか^^
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今熊野観音寺は、頭痛封じ・知恵授かり・学業成就・厄除開運・健康長寿・中風封じ・ぼけ封じの観音さまとして信仰を集めています。
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紅葉はまだ色づきはじめ、1週間後くらいが見頃のようです!
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多宝塔とここから見下ろした境内です。
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泉涌寺山内の一番奥にある塔頭の雲龍院は、南北朝時代の後光厳天皇の勅願で作られたお寺で、真言宗泉涌寺派の別格本山とされています。御本尊は薬師三尊像で、珍しい姿の「走る大黒天像」が、なんと台所にあるので見落とさないで!
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書院「れんげの間」には、4つの窓の外を見ると、左から椿、燈籠、楓、松の4つの違う景色が切り取られて見える「しきしの景色」が楽しめます。
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また、書院「悟之間」には丸窓「悟りの窓」があり、禅の世界で「悟り」を表現しています。日が差し込んでこれが悟りの世界かなって思ったり^^
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どの部屋からも庭園の大きなもみじが見えます。赤く紅葉するまでもう少しって感じでした。
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さらに、庭に砂でつくられた菊の紋の真ん中に建っている灯籠も面白かったです。
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泉涌寺は東山三十六峰の月輪山の麓にたたずむ格式高い古刹です。
皇室の菩提寺でもあることから御寺(みてら)として親しまれ、弘法大師が草庵を結んだことに由来します。
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大門をくぐると緩やかな下り坂になっていて仏殿・舎利殿、本坊、霊明殿などの伽藍が並んでいます。写真は上から仏殿、舎利殿と仏殿、本坊です。
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その大門のすぐ左の観音堂には、唐の玄宗皇帝が楊貴妃の冥福を祈って造らせたという楊貴妃観音坐像が祀られていて、良縁や安産、美容に御利益があるそうです。
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本坊の御座所庭園は別途拝観料が必要ですが、朝日を浴びて輝く素晴らしい紅葉を独り占めできました。観光客がごった返す京都ですが、こんなに静かで美しいお寺もあるんですよ♪
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