東山の鹿ケ谷に建つ「和中庵」は、滋賀県五箇荘出身の繊維製造販売業者、藤井 彦四郎が建てた広大な庭園を持つ邸宅です。
1949年にノートルダム教育修道女会が取得し、修道院として利用できるように改修されました。その後2008年にノートルダム女学院中学高等学校に移管されました。
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和中庵は清貧を誓って人生を歩もうとするシスターたちの修道院であるすため、シャンデリアは蛍光灯に、座敷の畳は板張りに、洋館は聖堂として使われました。多いときには60人ものシスターや修練者たちが生活を営んでいたそうです。
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2008年春に修道院の役割を終えて、ノートルダム女学院中学高等学校に移管されましたが、老朽化が進み解体が決定されます。しかし関係者の保存への思いが通じて、洋館、奥座敷、蔵、お茶室が改修され、教育施設として活用できることになりました。
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こんな歴史をもつ和中庵は紅葉が美しく、紅葉時期に特別公開されるようになりました。素敵な施設なので、機会があればぜひ訪ねてみてね^^
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