京都府久御山町にある”洛南の椿寺「浄安寺」”は、真言宗小野流の仁海によって1053年に創建されました。現在は浄土宗のお寺です。山門の前には「椿展 本堂にて ご自由にお入りください」の張り紙がありました。正面に本堂、右手に鐘楼があり、多くの椿を植えられていて美しい花が咲いていました。
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本堂に上がらせてもらうと、ずらりと花器に生けられた椿が並んでいます。一つ一つの花に境内の植物の枝などが添えられています。椿は茎が短いので添えた枝などでバランスをとっているとのことでした。
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丹念に育てられた椿と添えられた植物、そして器の説明を左から順に一つ一つしてくださいます。飾ってある椿の花はすべて、現在庭に咲いている花だそうです。なんと心のこもった椿展なんでしょう!
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ふと上を見ると黒ずんだ扁額が掛けられています。烏字という書体で、浄安寺のそれぞれの文字の一角が烏の絵なんですよ。
お寺の宝物だそうです。
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庭には椿や馬酔木などたくさんの花が咲いていてとても綺麗でした。駐車場も拝観もすべて無料。気持ちだけお賽銭として納めさせていただきました。椿展は4月中旬まで。ぜひ訪ねてみてね^^
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