大阪市中央公会堂の建築100周年記念の特別見学会がありました。先月、偶然ネットで見つけて興味深かったので申し込みました。
中央公会堂は、1911年(明治44年)に株式仲買人だった岩本栄之助が、アメリカ大都市の立派な公共施設や富豪による寄付といった習慣に感銘を受け、私財や遺産の100万円を公共施設建設に寄付しました。
氏は第一次大戦の相場変動で大きな損失を出し自殺してしまいましたが、遺志を受け継ぎ1918年(大正7年)11月17日に完成しました。
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中之島の地に建つ中央公会堂は、水と木々に映えるネオルネッサンス様式の美しい外観や、内部意匠が歴史的建築物として素晴らしく、国の重要文化財に指定されました。設計はコンペで行われ、岡田信一郎案が1位となり、辰野金吾が実施設計をしました。辰野金吾といえば東京駅や奈良ホテルの設計も行っています。よく似てるでしょう!
公会堂なので誰でも借りることができます。オペラやコンサート、各界著名人の講演会など数多く開催され、大阪の文化・芸術の発展に深く関わってきました。毎晩ライトアップも行われているので、素敵な外観をぜひ見てみてね^^kokaido20180204-02

今回の見学会では、大・中集会室と特別室の3部屋を見せていただきました。1階の大集会室は9886.56m2、1,161席のホールです。壮麗な内装がすてきで、コンサートや講演会、式典などに利用されます。11月に行った講演会はここで行われましたが、とてもいい感じでした^^
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次に3階の中集会室へ。最大500席の部屋で、ヨーロッパの宮殿を思わせる意匠がすてきです。
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寄せ木張りの床、天井側面の油絵、大阪の港をイメージしたステンドグラス、美しいアーチを描く天井と柱など見どころが満載の部屋でした。音響効果の優れており、パーティーやクラシックコンサートなどに利用されるそうです♪
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そして3階の特別室です。創建当時は貴賓室として使用されたそうです。まず目に入る天井画と、北・西・南側の日本神話が描かれていて素晴らしいです!
天井画は松岡壽による油彩画で、天地開闢(てんちかいびゃく)で、伊邪那岐(いざなぎ)と伊邪那美(いざなみ)の二神が、天津神(あまつかみ)から国づくりのための天沼矛(あまのぬぼこ)を授かる場面が描かれています。
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北側壁画には素戔嗚尊(すさのおのみこと)、南側壁画には太玉命(ふとだまのみこと)などが描かれていて、日本の神々に護られているような感覚になりました^^
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また、大阪市の市章「澪標(みおつくし)」をデフォルメしたステンドグラスも素敵です!
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このような様々な見どころを丁寧に解説していただき、とても良い見学会でした。今年は中央公会堂の100周年なので、またこのような企画があると思います。そのときはぜひ見学してみてね♪