南禅寺の三門からわずか5分ほどにある無鄰菴(むりんあん)は、観光客がまばらで敷地周囲の木々が車の音も遮断してくれるので、ここが東山なのかと思うほどの静寂に包まれています。
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無鄰菴は、明治・大正時代の政治家山形有朋の別荘で、現在は京都市が所有しています。名前の由来はこの草菴に隣家がないことによるといわれています。
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庭園と母屋・洋館・茶室の3つの建物によって構成されています。
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明治29年に造営された庭園は、琵琶湖疎水を巧みに採り入れた広い池泉回遊式庭園です。多くのもみじが植えられていて、紅葉がとても美しい庭園です。
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庭園は、いわゆる日本庭園の池や苔の「静」に代わって、広々とした芝生や小川の流れといった「動」を感じさせ、近代へと移りゆく明治時代に生きる人々の意識を反映されているのかなと思いました。
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洋館では日露戦争直前の外交方針を決める「無鄰菴会議」(山県有朋、伊藤博文、桂太郎、小村寿太郎)が開かれました。その洋館内部が公開されています。明治時代の為政者たちが使っていた部屋の重みを感じました。こんな素敵なところを好きなだけ堪能できる貴重なスポットをぜひ訪ねてみてね^^
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