2016年06月
余呉湖は、琵琶湖の北にある周囲約6.4kmの三方を山で囲まれた湖です。天女の羽衣や龍神・菊石姫の伝説が残る神秘の湖でもあり、別名「鏡湖」とも呼ばれます。
8人の天女の姉妹が、白鳥に姿を変えて水浴びを楽しんでいました。伊香刀美(いかとみ)は天女に恋心を抱き、白い犬に羽衣を一つ盗み取らせました。羽衣を取られた末妹は天に帰れなくなり、伊香刀美の妻となって2男2女をもうけたという物語です。
のちに天女である母は、羽衣を見つけて身にまとい、天に昇ってしまいます。妻を失った伊香刀美は、寂しくため息をつき続けたという伝説です。余呉湖の羽衣伝説は日本の羽衣伝説の中で最も古いと言われています。
余呉湖は、賤ヶ岳古戦場とも深いつながりがあります。琵琶湖と余呉湖の間には賤ヶ岳があります。豊臣秀吉と柴田勝家との権力争いを、武力をもって決着をつけたのが「賤ヶ岳の合戦」です。
秀吉が勝利を手にするまでわずか2日足らずで、余呉湖が血で紅に染まったといいます。世に名高い秀吉旗下の「賤ヶ岳の七本槍」の活躍はこのときの武勇伝です。
余呉湖南端にあるあじさい園に「七本槍の地」の看板がありました。七本槍とは、加藤清正、福島正則、加藤嘉明、平野長泰、脇坂安治、糟屋武則、片桐且元の7人です。錚々たる面子ですね^^
そんな余呉湖畔に美しい「あじさい園」があります。静かで鏡のような湖面と色鮮やかなあじさいがとても美しかったです^^
岩船寺(がんせんじ)は、729年、聖武天皇が行基菩薩に命じて建てられました。
最盛期には39の坊舎をもつ大寺院でしたが、1221年の承久の変により大半が焼失してしまいます。以後、再興された堂塔も再度の兵火により次第に衰え、現在は本堂と三重の塔のみが残りました。現在の三重塔は、老朽化により1988年に再建されたものです。
寺名は、山門の前に置かれた石船(僧が身を清めたとされる石風呂)に由来するそうです。
山門をくぐると、境内には紫陽花が咲き誇っていました!
紫陽花の先の木立に囲まれて建つ三重塔は、山寺の雰囲気が素敵でず~っと眺めていました。
本堂には 大きな阿弥陀如来さまが座ってらっしゃいます。平安時代の行基作で、ケヤキの一本造と聞いて驚きました。ほかにも象に乗った普賢菩薩像や四天王像など、たくさんの仏像が祀られていて、1300年もの時代をタイムスリップしたかのようでした^^
楓も多いので紅葉も美しい静かなお寺をぜひ訪ねてみてね♪
お寺の前では、名物の無人販売があります。農産物や特産品などが吊るされていました。無人販売の始まりはここなんだって^^
三重県伊賀市にある”メナード青山リゾート”は、室生赤目青山国定公園の自然に包まれ、ホテル、ゴルフ場、自然文化村、日本で初めてのアロマテラピー総合施設です。
ハーブ園、ラベンダーの丘、フラワーガーデン、フラワーフィールド、自然公園のエリアからなる広大なハーブガーデンには、様々なハーブや草花が美しい花を咲かせます。
ラベンダー”オカムラサキ”が見頃となったハーブガーデンには、爽やかな風に乗って 爽やかなラベンダーの香りが運ばれてきました。雨上がりでとくに香りが強かったのかな?
ラベンダー以外にもたくさんのハーブや草花がとても綺麗です。ゆっくり散策すれば日頃の疲れが吹っ飛んで、身も心も癒されますよ♪
”永沢寺花しょうぶ園”から県道を北へ峠を越えると篠山市です。篠山城から北へ徒歩10分くらいの田園地帯に生垣で囲まれた”玉水ゆり・あじさい園”があります。
ここでは6月~7月上旬に60種10万本のゆりが咲き誇ります。
園内はカラフルなゆりの花がめっちゃ美しく咲いていて、甘い香りに包まれていました。ゆりの花は胸の高さくらいで咲くので、まさに”歩く姿はゆりの花”ですね^^
また、園内には紫陽花も多く植えられていて、美しい花を咲かせていました。
そして、園内には篠山城の井戸水の水源地である史跡「篠山玉水」があります。水源というほど水はなかったけど、木陰になっていて、お年寄りたちの休憩場所になっていました^^;
玉水ゆり・あじさい園の駐車場は小さいので、篠山城の駐車場(無料)から無料のシャトルバスが運行されています。(開園期間中のみ)
とっても良心的ですね^^