京都御苑の東側に位置する廬山寺(ろざんじ)は、正式名を慮山天台講寺といいます。
938年に元三(がんざん)大師によって船岡山に創建された後、1571年に現在地に移されました。
廬山寺は紫式部の邸宅跡としても知られ、ほとんどの書物をここで書きました。もちろん「源氏物語」もこの邸宅で執筆したといわれています。本堂内には源氏物語ゆかりの品が並んでいて、とても興味深いものです。
本堂前の源氏の庭は白砂を敷き、苔を配して、そこに紫式部にちなんで桔梗が植えられています。白砂と苔との絶妙なバランスとコントラスト、そこに咲き競う桔梗はとても上品で美しかったです。
雨に濡れた白砂がしっとりして、苔の緑や桔梗の紫がめっちゃ綺麗でした。雨が降ると外出が億劫になりがちだけど、この景色を見ると雨が降っても出かけたくなりませんか?
☆廬山寺へは
市バス「府立医大病院前下車」下車、徒歩5分
無料駐車場あり