雲の多い一日でしたが、新緑が香り躑躅が咲く京都を訪ねました♪
毎年春と秋に特別公開される妙心寺の塔頭「大法院」です。通常は非公開ですが、新緑と紅葉の季節に特別公開されます。
1625(寛永2)年に開祖を淡道宗廉(たんどうそうれん)、開基を長姫によって創建されました。
入口から青もみじが美しくわくわくします。GWど真ん中とは思えない静けさでした。
大法院の見所はなんといっても露地庭。露地庭とは茶室に通じる庭で、文字どおり”露に濡れた庭”を意味し、茶の湯の心を準備するための庭のことです。拝観料(600円)には茶菓代金が含まれていて、美しい庭をゆっくり眺めながら抹茶を楽しめます。新緑と鳥のさえずりが素敵でした♪
ランチは、築100年の元米屋だった町家を改装したという店内は、古風な風情が残る居心地の良いカフェ「綾綺殿」で食べました。
店内に流れるジャズがこの建物によく合います♪
平安時代、この地に舞や宴を行う綾綺殿と呼ばれる殿舎があったことから、名付けられたそうです。ボリュームたっぷりのランチはとても美味しかったです^^
洛北岩倉にある顕本法華宗の「妙満寺」です。もともとは寺町の二条にあったものを昭和43年に現在地に移されました。山門周辺は平戸つつじがとても綺麗でした♪
寺宝として安珍・清姫ゆかりの鐘が安置されています。紀州・道成寺では、1359年に安珍・清姫の伝説以来失われていた鐘を再鋳し、鐘供養を盛大に営んだところ、一人の白拍子が現われ、呪力で鐘を落下させると、蛇身に変わり日高川へと姿を消します。その後、近隣に災厄が続いたため、清姫のたたりと恐れた寺は鐘を竹林に埋めました。
後に、仙石権兵衛が掘り起こし、京都に運び込み、妙満寺に納めました。鐘は供養により恐念を解かれ、鳴音美しい霊鐘となったとのことです。
また、本坊の庭園は雪月花三名園の一つで、芭蕉の師・松永貞徳の造営です。以前、雪が積もったときに訪ねたことがありますが、すごくきれいでした。
観光客が少なくゆったり庭を眺めて楽しむことができました^^
☆妙心寺大法院へは
JR嵯峨野線(山陰本線)「花園」下車、徒歩10分
無料駐車場あり
*春と秋のみ公開なので注意!
☆妙満寺へは
叡山電車「木野」下車、徒歩5分
無料駐車場あり