気ままにフォトスケッチ

旅行やお出かけの日記とデジカメ写真のブログです

2013年03月

京都で最も早咲きの”魁桜”と、最も遅咲きの”はねずの梅” (3/20)

あいにく午後は小雨になったけど、京都の観桜&観梅に出かけてみました。

観桜は、平野神社の魁桜(さきがけ)です。桜の名所として地元の人々に愛されている神社で、京都では一番早く桜が咲くことでも有名です。鳥居をくぐると、手水舎の先に美しいしだれ桜が目に飛び込んできます。桜の紋が入った提灯が吊されるなど、桜と密着した神社です。

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794年からの由緒ある神社で、朝廷に崇敬され、後に源氏・平家の氏神にもなったそう。境内にはおよそ50種類・400本もの桜が植えられています。大半がソメイヨシノで、開花はもう少し先になりそうでした。
写真の魁桜は曇り空で色もはっきりしないけど綺麗でしょう♪

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観梅は、山科の随心院の小野梅園です。
随心院は、弘法大師の弟子にあたる仁海僧正が一条天皇の御代(991年)に建立しました。後に後堀川天皇より門跡の宣旨を受け、随心院門跡と称されています。
境内の梅園は遅咲きの梅の名所としても名高く、薄紅色の花がとても綺麗です。七分咲きほどで見応えがありました^^

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薄紅色のことを古くは”はねず(朱華)”といい、この梅も同じ名で呼ばれていました。とくに随心院の紅梅は古くからこの名で親しまれていたそうです。小野小町と深草少将に扮した少女たちが童歌に合わせて踊る”はねず踊り”は、今年は31日に行われるとのことです♪

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☆平野神社へは
 市バス「衣笠校前」下車、すぐ

☆随心院へは
 地下鉄東西線「小野」下車、徒歩5分
 無料駐車場あり

月ヶ瀬梅渓 (3/17)

月ヶ瀬梅渓は、奈良県最東端(2005年に奈良市に編入)で三重の県境近くに位置します。渓谷美を描きながら流れる五月川の両岸に梅の古木が立ち並び「月ヶ瀬梅渓」と呼んでいます。梅林と渓谷が楽しめるから”梅渓”なんですね^^

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観梅シーズンは臨時バスが運行されるとはいえ、公共交通が不便なため車が集中し、今日も10時頃には駐車場が満車となっていたようです。行政センター近くに駐車して、土産物店を見ながら梅林へ行きましょう♪
急坂を上って視界が開けると”一目八景”です。斜面に広がる梅林と渓谷の対比がとても美しかったです。

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続いて”帆浦の梅林”です。渓谷側と山側の梅林を楽しめました♪

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山の上には”真福寺”があります。1205(文久2年)、真福寺境内に天神社を建立する際に菅原道真の好んだ梅を植樹したと言い伝えられています。境内のしだれ梅がとても綺麗でした^^

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散策後、美しいしだれ梅を眺めながらの珈琲ブレイクも良かったよ♪
駐車場に戻ったら駐車場の空き待ちの大渋滞でした。梅シーズンの土日祝に行かれる人は、9時半までに着くように計画してね^^

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☆月ヶ瀬梅渓へは
 奈良市内から : 柳生を経由して32km 約50分
 大阪・名古屋方面から : 名阪国道(国道25号線)五月橋ICから約4km
 有料駐車場あり

城南宮のしだれ梅 (3/9)

城南宮は、方除(ほうよけ)の大社と言われ、方位の災いから守ってくださるお宮として有名です。白川上皇が鳥羽離宮を造る時に元々あった神社を離宮の守り神として「城南宮」として建立しました。

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神苑は「楽水苑」と呼ばれ、平安の庭、室町の庭、桃山の庭、城南離宮の庭と続いている。梅・桜・つつじ・藤・ササユリが美しく、源氏物語にちなんだ草花が100種もあるそうです。
入苑料を納め、咲きはじめた椿の並木を抜けると春の山です。淡いピンクのしだれ梅の競演が目に飛び込んできます!

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清楚で優雅なしだれ梅の姿にうっとり♪

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平安の庭は、春と秋に行われる「曲水の宴」でも有名な庭園。苔が美しいので、梅雨時期が素敵だろうなぁ~
写真は城南離宮の庭です。室町・桃山の庭にはしだれ桜があるので、桜が咲く4月上旬もいいだろうな♪

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☆城南宮へは
 近鉄京都線、地下鉄烏丸線「竹田」下車、徒歩20分
 無料駐車場あり(名神高速京都南IC近く)

梅が香る 北野天満宮の梅苑 (3/9)

少し動くと汗ばむような陽気に誘われて、ぷらっと北野天満宮と
城南宮を訪ねてみました。
どちらも梅の名所で、とても美しかったです^^

北野天満宮は、学問の神様として信仰を集める菅原道真を祀り、
受験シーズンは合格祈願で賑わっています。
太宰府へ流刑となった菅原道真が亡くなった後、
京都は落雷、地震が続いたため、道真公のたたりだと思い、
霊を慰めようと創建されました。社殿は豊臣秀頼が寄進したもので、
拝殿とともに国宝に指定されています。

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天神さんといえば梅の花。北野天満宮には50種1500本の梅が植えられています。
境内は梅の花に包まれていました!
御土居の梅は、まだ咲き初めって感じでしたが、とってもいい雰囲気を感じました♪

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梅苑は七分咲きでとてもきれいでした。
梅の香りを楽しみながら、のんびり歩くと気持ちよかったです♪

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☆北野天満宮へは
 市バス「北野天満宮前」下車、すぐ
 無料駐車場あり

東大寺二月堂 修二会(お水取り) (3/6)

昨日は、奈良ファン倶楽部が主催する「東大寺二月堂修二会の特別拝観」に参加しました。実はこれ、昨年夏に知った有料のイベントで、講演や内陣参拝、精進料理のお弁当が付くというものです。
すごく魅力的なのですが、会員専用イベントなので年会費3,000円を払って入会し、当日参加料3,000円を納めました。入会すると社寺や文化施設の割引などもあるので、いろいろ活用しました^^

修二会は、752(天平勝宝4)年に東大寺開山良弁僧正の高弟、実忠和尚によってはじめられたと伝えられています。以来一度も途絶えることなく続けられ、今年で1262回を数えました。
一般には「お水取り」と呼ばれていますが、3月12日深夜に閼伽井屋(あかいや 別名・若狭井)という井戸から観音さまにお供えする「お香水(おこうずい)」を汲み上げる儀式が行われ、これをお水取りといいます。
お松明は、この行を勤める練行衆の道明かりとして灯される大きな松明のことです。


さて、集合時間の少し前に到着できたので、二月堂を眺めたり松明の竹を見たり。根の部分に土がついた竹は、12日に行われる籠松明に使われます。籠が重いのでバランスを取るために、根の部分も付けてあって、80kgもの重さだそうです。

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登廊の壁に掛けられた松明は、その日に使うものです。この竹を見るだけでわくわくします♪
この松明は、童子(どうじ)自ら作って、自ら担ぐそうです。このように修二会を支えるスタッフは、童子のほか炊事やお風呂の係りなど総勢39名で行うそうです。2月20日から前行(修二会の準備)から本行(3月1~14日)が終わるまで、男ばっかりの共同生活なんだって。

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15:50に二月堂の北にある北参篭所で受付があり、東大寺史研究員より、お水取りの行について特別講演がありました。起源からはじまり、行法の概略などを丁寧に説明され、とても参考になりました。

講演が終わると、精進料理のお弁当が配られます。肉類や濃い味付け、強いにおいの食材を使わないので、野菜や豆類、穀類だけの料理ですが、精進料理とは思えない色合いで美味しかったです。

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お松明は自由参観です。特別に見学エリアが設けられていたらいいなとの思いは残念ながら叶いませんでしたが、二月堂の舞台の北西角で見ることができました。なんと運がいいのでしょう!
本堂を見上げる芝生エリアでは何度も見ていますが、一度見てみたかった場所に入れて嬉しかったよ^^
空は徐々に暗くなり二月堂の吊灯篭の明かりが幻想的に見えます。

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お松明は練行衆(修行する僧侶)の道明かりが目的です。修二会は11人の練行衆で営まれますが、1人は先に上堂して掃除などの準備をして堂内で待機します。12日だけは全員の練行衆が上堂するので、12日は11本、他の日は10本の松明が上がります。

午後7時に、小さな松明を掲げて加供(かく)奉行と呼ばれる人が登廊を駆け上がり、堂内で準備している僧侶に時刻を知らせる「時香(じこう)の案内」があります。いったん降りた後、再び加供奉行が登廊を駆け上がり練行衆の上堂を予告する「用事(ようじ)の案内」があります。
このタイミングで、二月堂周辺の明かりが一斉に消され、鐘楼の大鐘が鳴り響きます。
そして3回目、練行衆の上堂を告げる「出仕(しゅっし)の案内」へと続きます。堂内入り口で、すでに上堂している練行衆の僧にむかって「出仕(しゅっし)の案内」を伝えると、堂内から「承って候」と応えられます。

これを合図に、二月堂内陣の梵鐘が鳴らされ、練行衆を先導するための松明に火がつけられ大松明が上ってきます。
このやり取りは、舞台にいるからこそ聞くことができます。胸の高鳴りを覚えます^^

大松明が上ってきました。練行衆の僧が上堂すると、松明が欄干から突き出されます。

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目の前で松明が振られると、火の粉が舞い落ちていきます。ものすごい迫力です!

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目の前に大迫力の松明、後の堂内からは練行衆の声明(しょうみょう)や床を踏む音が響いて聞こえてきます。目の前で繰り広げられる修二会の炎と声明を、目と耳と肌で感じ感動しました^^

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お松明が終わると、男性は内陣に参拝させてくれます。(内陣の拝観は許可証が必要です)女性は内陣の外側の局に入れます。
堂内は灯明だけの明るさですが、荘厳な雰囲気がひしひしと伝わってきます。目の前で11人の練行衆の声明や動きを目の前で見て、伝統行事の素晴らしさを再確認できました。

☆二月堂へは
 近鉄奈良駅から徒歩40分程度

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