立雲峡から見る竹田城跡の光景をしっかり目に焼き付けて、駐車場に戻りました。竹田駅近くの寺町通りには、4寺が並び、白壁の塀や錦鯉が泳ぐ小川や松並木が素敵な町並みがあります。ここは昨年訪ねたので今回はパスしました。
北近畿豊岡道を氷上ICで降り、丹波市清住の「達身寺」を訪ねましょう。
達身寺の前進はよく解っていない謎の多いお寺です。寺伝によると、戦国時代には大寺院であったと言われ、織田信長が丹波平定を行った際に焼かれてしまったようです。
僧侶たちは寺院を焼かれる前に仏像を近くの谷へ運び出し、そのまま長年置き去りにされていました。元禄8年にに疫病が流行り、占い師に占ってもらい、放置されたままであった仏像を集め、修繕して安置しました。このため、寄木造りの仏像は木片化し、一木造りの仏像が痛々しい姿で残されています。
近年の研究では、薬師如来像など同じ仏像が多く残っていることから、お堂を多く持った工房があり、そこに丹波仏師がいて造仏していたのではないかとも言われています。
このような謎の多いお寺を拝観させていただき、不思議な感覚になりました。
この周辺には休耕田を利用した「清住コスモス園」があります。広大な丹波のコスモス園として有名なんですよ。コスモスはほぼ終盤でしたが、青空を背景に秋風に揺れていました♪
来年は、達身寺の真ん前がコスモス園になるそうです。来年の10月が楽しみになりました^^
☆達身寺、清住コスモス園へは
JR福知山線「柏原駅」または「石生駅」下車、徒歩約2時間
タクシー約15分
北近畿豊岡自動車道「氷上IC」より約15分
無料駐車場あり