正暦寺は、992年に一条天皇の勅命を受けて兼俊僧正が創建しました。当初は86の僧坊を数え、奈良有数の大寺だったそうです。現在は本堂、鐘楼、福寿院客殿を残すのみで、菩提仙川に沿って苔むした石垣が続き、往時の名残をとどめています。
また、当地は菩提仙川の清流を使って菩提泉酒が醸造され、日本酒発祥の地としても知られています。
写真は福寿院です。狭いけれど紅葉する山を借景としたきれいな庭園でした^^
参道や境内の紅葉は見事で、古人は鮮やかさを愛でて”錦の里”と名づけました。全山が燃えるかのような美しさでした♪
紅葉に包まれた本堂も素敵です。モミジだけでなく、ナンテンも多く植えられていて、真っ赤な実がきれいでした^^
正暦寺は紅葉の名所なので、多くの観光客が訪れます。駐車場が狭いため、紅葉時期はいつも渋滞しています。路線バスの臨時便が出るので、路線バスを利用するか、早朝の参拝をお勧めします!
9:00から拝観受付ですが、少し早く受け付けてくださいました^^
奈良交通「円照寺」からハイキングコースを約40分。または「柳茶屋」バス停から徒歩30分。
ただし、11月には臨時バスが運行されます。