2011年09月
太陽の塔の4つの顔はご存知ですか?
金色に輝く未来を象徴する頂部の「黄金の顔」、胴体には現在を象徴する「太陽の顔」、背面には過去を象徴した「黒い太陽」、そして地下には「地底の太陽」が展示されていました。
ところが会期後、兵庫県に寄贈されましたが、その後行方不明となりました。
そこで、岡本の生誕100年を迎え、感銘を与えた巨大作品をよみがえらそうと、当時の写真をもとに木製の形を作り、精密な写真を貼り付けた地底の太陽を再現しました。
ってわけで、EXPO'70パビリオン ホワイエで公開中の「地底の太陽展」を見てきました!
入館すると、「岡本太郎のアトリエ」が再現されていて、等身大の岡本太郎が迎えてくれます。
太陽の塔の内部で展示されていた「生命の樹」には、生命の進化の過程を表現した生物模型が取り付けられていました。
地下展示では”過去―根源の世界”を表現しており、その一部「いのり空間」に地底の太陽がありました。とっても神秘的な世界でした!
博覧会当時の出展施設であった鉄鋼館を利用して、博覧会の記念館として公開しています。
「人類の進歩と調和」をテーマに、1970年3月15日~9月13日の183日間開催され、6421万8770人が入場しました。貴重な資料が展示されていて見応えがありました^^
明日香村の川原から橘寺を眺めると、田んぼの畔に彼岸花が咲くのどかな風景が見えます。
橘寺は、聖徳太子誕生の地に太子自身が創建したとされています。8世紀には66もの堂塔がありましたが、すべて焼失し、現在の本堂、太子堂などは江戸期に再建されたものです。本堂には室町時代の聖徳太子坐像などが安置され、境内には2つの顔が刻まれた二面石があります。
写真の石は”二面石”です。左は悪面、右は善面で、人の心の善悪二相を表したものといわれています。
日本の棚田百選にも選定されている”稲渕の棚田”と飛鳥川に架かる日本最古の橋”飛び石”です。川に大きめの岩を置いて橋の代わりにしたものですが、万葉集にも詠まれてるんですね。
稲渕の案山子ロードです。毎年案山子コンテストも開催され、大きなイベントとなりました。今年のテーマは”絆”、数々の感動のシーンを案山子たちが表わしていました。のどかで温かな明日香の風景にすっかり癒されました^^
今年の彼岸花は順調に花を咲かせて、ほぼ見頃といった状況です。今夜から雨の予報で心配ですが、お彼岸の期間はきれいだと思います。
かつて薬師寺は藤原京にありましたが、平城京に遷都されるときにこの地より移されたとされています。移された薬師寺と区別するため、ここは「本薬師寺跡(もとやくしじあと)」と呼ばれています。現在は礎石と土壇を残すのみとなりました。
移転後の本薬師寺の記録はほとんどない状態ですが、発掘の結果、現在の薬師寺と建物の大きさ、柱の間隔などすべて同じであったことがわかりました。
数年前から畝傍北小学校の子どもたちが、周辺の休耕田を利用してホテイアオイが植え、観光地としての人気が高まっています。
薄紫色の上品な花がとても美しかったです^^