気ままにフォトスケッチ

旅行やお出かけの日記とデジカメ写真のブログです

2010年11月

錦秋の京都を歩く -光悦寺の真っ赤な紅葉 (11/21)-

吟松寺から急坂を上ると「光悦寺(こうえつじ)」です。
1615年、本阿弥光悦は徳川家康から拝領した鷹ヶ峰の地に一族縁者や工芸職人とともに移り住み、光悦を中心とする芸術村を営みました。
光悦没後、その住まいが寺に改められました。境内には5つの茶室が点在する、お寺らしくない雰囲気です。まっすぐ延びる紅葉の参道が印象的です。

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もっこりした鷹峯三山がきれいです。

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太虚庵(たいこあん)茶室を囲む竹垣は、太い竹を斜めに組んだ独特のもので「光悦垣」と呼ばれています。きれいな紅葉とともに力強いですね^^

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☆光悦寺へは
 市バス「鷹峯源光庵前」下車、徒歩5分
 駐車場あり(紅葉シーズンは駐車困難です)

錦秋の京都を歩く -しょうざん庭園と吟松寺 (11/21)-

後先になったけど、11/21のもみじオフ会のレポートです^^

地下鉄烏丸線”北大路駅”で集合し、バスで鷹峯へ行きましょう。今回は8人の参加です。11時半過ぎに到着したので、まずは「しょうざんリゾート」でランチです。これが正解でした!
ボウリング場や結婚式場もあるリゾート施設のうえ、紅葉シーズンの日曜日なので大勢が訪れていました。時間が少し早かったので、待つこともなく鶏料理の食事ができました。幹事としてホッとしました^^

「しょうざん庭園」の散策です。食事をしたら200円割引でした^^
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しょうざんは、着物メーカーが開いた施設で、チャペルやボウリング場、レストラン、庭園などがあります。庭園は北山台杉と楓に囲まれて茶室などが配置されていて、とても静かできれいです。

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しょうざんから紙屋川を少し遡ると「吟松寺(ぎんしょうじ)」です。
ガイドブックにも記載されてなく、拝観受付も案内パンフもないお寺です。観光寺院ではないので、訪れる人は極めて少なく、心ゆくまでみごとな紅葉を堪能できます。きれいな紅葉でしょう♪

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11月は拝観を受け付けていて、茶室では抹茶もいただけるとのことでした。の~んびりできていいですよ^^

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☆しょうざんへは
 市バス「土天井町」下車、すぐ
 駐車場あり

☆吟松寺へは
 しょうざんかを紙屋川側に出て、北へ200m
 拝観自由(紅葉時期のみ)

談山神社と長谷寺の紅葉 (11/27)

「談山神社(たんざんじんじゃ)」は、大化改新の中心人物の藤原鎌足を祀る神社として有名。舒明、皇極二代の天皇の世に、国の政治をほしいままにしていた蘇我蝦夷、入鹿の親子を討伐するため、中大兄皇子(後の天智天皇)と中臣鎌足(後の藤原鎌足)が645年5月に多武峰(とうのみね:談山神社の裏山)に登って「大化の改新」の談合を行ったことから、後にこの山を「談い(かたらい)山・談所(だんじょ)ヶ森」と呼び、これが神社の社号の起こりとなりました。

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本殿・拝殿などの華麗な社殿や、日本唯一の木造十三重塔など重要文化財もたくさんあります。写真は本殿です。

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談山神社は大和随一の紅葉の名所として有名です。ちょうど境内全域が紅葉していました。写真は十三重塔です。

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谷の反対側から境内を見渡せるところがあります。まさに境内が炎上しているかのようですね!

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「長谷寺(はせでら)」は、山号を豊山(ぶさん)と称え、寺号を長谷寺と呼びます。創建は686年、道明上人が天武天皇のために銅板法華説相図(千仏多法仏塔)を西の岡に安置したことにはじまります。727年に徳道上人は、聖武天皇の勅により衆生のために東の岡に十一面観世音菩薩を祀りました。現在、長谷寺は真言宗豊山派の総本山として、また西国三十三観音霊場第八番札所として多くの人々の信仰をあつめています。
399段の登廊(石段)をゆっくり歩くと、空気が美味しく感じます。登廊の横は大きな牡丹園となっています。春は見事ですよ!

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長谷寺は”花の寺”としても有名で、桜、牡丹、紫陽花、紅葉など、四季を通じてとてもきれいです。本堂の舞台に立つと、眼下に登ってきた廊下が延び、紅葉の合間に五重塔が見えます。素晴らしい眺めです^^

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紅葉の間から開山堂や本堂が覗きます。広い境内をゆっくり歩いて紅葉を楽しみました。

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お昼になったので参道の食堂で”にゅうめん”セットを食べました。あっさりしていて温かくて美味しいよ♪

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談山神社は8:30から拝観できます。私は車で9:00に到着したので駐車場に入れました。紅葉時期はすごい車が殺到するので、週末に車で行かれる人は9:00までに到着が必須です!
長谷寺はここまで混まないけど、参道は人が多く車の通行に気を使います。できればR165沿いの駐車場に預けて、参道の店を見ながら歩きましょう。草餅が美味しいよ♪

☆談山神社へは
 近鉄、JR「桜井」下車、バスで20分
 無料駐車場あり

☆長谷寺へは
 近鉄大阪線「長谷寺」下車、徒歩20分
 付近に有料駐車場あり

錦秋の京都を歩く -直指庵と光明寺-

「直指庵(じきしあん)」です。
臨済宗を学んだ独照性円が、南禅寺栖雲庵から1642年に北嵯峨に草庵を結んだのが始まりです。その後、荒廃していたのを、幕末期に近衛家の村岡局が再興しました。庵の名は、黄檗の正統を”直指伝心”することから付けられました。

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庵の机には”想い出草”のノートとペンが置かれ、訪れる人々の感想や、恋や仕事などの悩み、迷いなどが綴られています。思いを綴ることで、心の迷いが解けるといいね。

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想い出草のノートを収蔵する道場です。秋には道場が公開されます。

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四季それぞれに趣があり、とくに庭園の紅葉が美しく素晴らしいです。嵐山からぶらぶら歩いて45分ほど。観光客がぐっと減って、ここが京都?嵯峨野?って感じです♪

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長岡京市の「光明寺」です。
長岡京の西山の麓に1198年、熊谷蓮生法師によって創立され、法然上人を開山第一世と仰ぎます。開創後3度の火災により主要建造物のほとんどを焼失し、現存する建築物のほとんどは以後のものです。
写真は表参道を御影堂です。

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広大な境内は多くのもみじに覆われ、晩秋にはみごとな紅葉に染まります。美しく色づいたみじ参道は素敵でした^^

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☆直指庵へは
 市バス、京都バス「大覚寺」から、徒歩10分

☆光明寺へは
 阪急京都線「長岡天神」、JR京都線「長岡京」駅下車、バス10~20分

錦秋の京都を歩く -宝筐院と厭離院-

早朝の「嵐山・渡月橋」です。紅葉も見頃できれいな景色でした^^

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「宝筐院(ほうきょういん)」です。
阪急電車嵐山駅から渡月橋を渡って20分ほど歩いたところにある隠れ家的なお寺です。数年前から訪ねる人も多くなりました。
受付をすませて門をくぐると、上品で美しい庭が迎えてくれます。ここはもみじやドウダンツツジをたくさん植えられていて、紅葉がとてもすてきなので、私の好きな寺の一つです。

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平安時代に白河天皇の勅願寺として創建され、”善入寺”と名づけられました。その後衰退していましたが、南北朝時代に夢窓国師の高弟の黙庵周禅師が臨済宗の寺に復興させました。室町幕府八代将軍義政の代に宝筐院と改められました。

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「厭離庵(えんりあん)」です。
宝筐院の近くにある小さなお寺です。小倉山の麓に位置する厭離庵は、京極黄門定家郷(藤原定家)が住んでいた山荘の旧跡で、小倉百人一首を編纂したところ。その後荒廃しましたが、冷泉家が修復し厭離庵の寺号を得て、1772年に臨済宗天龍寺派となりました。再び荒れた後、現在は尼寺となっています。

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厭離庵の「厭」とは「飽きること」という意味だそうで、つまり「飽きることのない庵」というところでしょうか。小さな庭園は本当に美しく、いつまでも眺めていたかったです。ここは散ったもみじがとても美しいお寺です。来週末あたりが最高じゃないでしょうか♪

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☆宝筐院、厭離庵へは
 JR嵯峨野線「嵯峨嵐山」下車、徒歩15分

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