992年に一条天皇の勅命を受けて兼俊僧正が創建しました。当初は86の僧坊を数え、奈良有数の大寺だったそうです。現在は本堂、鐘楼、福寿院客殿を残すのみだけど、菩提仙川に沿って苔むした石垣が続き、往時の名残をとどめています。
正暦寺は紅葉の名所だけど、秋明菊がきれいなお寺でもあります。
写真は本堂と秋明菊です。
福寿院には孔雀に乗った明王様”孔雀明王像”がいらっしゃいます。凛々しくて素敵だよ。高野山などわずかしかない珍しい仏様だそうです。孔雀は毒蛇をも食べることから、毒物や災害から身を守ってくれると信じられていました。写真は撮ることができないので、ぜひ見てみてほしいです。
襖絵や欄間の絵などもきれいですよ。そして山を借景に造られた小さな庭園。ほっこりできる素敵なお寺です。
福寿院の美しい庭園にも秋明菊が咲いていました。きれいな花でしょう♪
控えめにお茶の花も咲いていました。機会があれば紅葉も見に行きたいな♪
☆正暦寺へは
JR、近鉄奈良駅から奈良交通バス「柳茶屋」下車、徒歩約30分
紅葉シーズンは臨時バスが運行されます
駐車場あり 福寿院拝観料 500円(境内は自由)