松虫姫、鈴虫姫にまつわる悲劇の舞台でもあります。

15anrakuji

1206(建永元)年7月、後鳥羽上皇の女官である松虫姫と鈴虫姫が法然上人の説法に魅了されました。
御所に戻ってからも説法が忘れられず、ついに御所を忍び出て法然上人の弟子である住蓮・安楽両上人に出家を申し出ます。二僧は上皇の許可が必要として思い止らせようとしますが、両姫の強い思いに心を動かされ、住蓮は松虫姫を、安楽は鈴虫姫を剃髪しました。
両姫の出家を知った後鳥羽上皇は激怒し、法然上人を讃岐へ、弟子の親鸞聖人は越後国へ流刑。住蓮・安楽は死罪となりました。それを知った松虫姫と鈴虫姫は大変悲しまれ、安芸の生口島で念仏三昧にくれたとのことです。

17anrakuji

16anrakuji



こんな悲しい歴史をもつ安楽寺。可愛い山門や可愛い本堂の姿にホッとするのは、私だけではないはず。
境内にはサツキが咲き、新緑や紅葉が美しいこのお寺にぜひお参りしてね。とっても優しいご住職が迎えてくれますよ^^

19anrakuji

☆安楽寺へは
 市バス「真如堂前」下車、徒歩10分
 拝観料  400円
 安楽寺は通常非公開なので、公開日をHPなどで確認してね。