瀬戸内海のほぼ中央に位置する”鞆の浦”。この付近で潮の干満により潮流の逆転現象が起こります。その潮の出会いと別れが起こる天然の良港が鞆の浦です。船が風と潮の流れを利用していた時代は潮の流れに乗って航海をします。そこで潮の流れが変るのを待つことを「潮待ち」といいました。
潮の満ち引きを待つ船が集まり、二千年に渡って鞆の浦を繁栄させました。
市営渡船に乗って向かいに浮かぶ「仙酔島」に渡ります。船の名前は”平成いろは丸”。海援隊の気分です(笑)
仙酔島瀬戸内海に浮かぶ小島で、国民宿舎やキャンプ場、海水浴場があります。この島はどことなく懐かしく温かな空気が流れています。遊歩道を歩いて、島から鞆の浦を眺めてみました。とても美しい景色でした^^
鞆の浦の港は”鞆港”と呼ばれています。この常夜燈は、船の出入りを誘導し“海上闇夜東西を失ひし時”の燈台で、高さ5.5m、基礎石は3.6mです。竿柱の南面に「金毘羅大権現」北面に「当所祇園宮」の石額を掲げられています。
港と常夜燈っていい雰囲気ですね^^
また、歴史的な町並みが保存されています。町で出会う人々は気さくで明るかったです。
「太田家住宅」です。主屋や保命酒醸造蔵など9棟からなる大きな住宅です。
屋内にはたくさんのひな人形が飾られていました。鞆の浦では2月~3月に”鞆・町並ひな祭り”が開催され、町中が雛人形一色に彩られます。
ほっこりする人形もありました^^
「医王寺」から鞆港を眺めてみます。鞆の浦は坂と階段の町。とても良い運動になりました(笑)