京都の紅葉のトリを務めるのは、龍安寺、北野天満宮、糺の森といったところでしょうか。そこで振替休暇となった今日、これらをめぐって名残の紅葉を楽しんできました^^

まずは龍安寺。
ここは11月までは8時に、12月からは8時半に開門されます。朝早いと団体さんがいないのでゆっくり石庭を鑑賞できます。予想どおり9時前に到着したら、境内はほぼ貸切状態でした!

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龍安寺は、1450年に徳大寺家の別荘を細川勝元が禅寺に改めたのが始まりです。二度の火災で焼失してしまい、現在の建物は西源院の建物を移築したものです。方丈前庭の枯山水庭園は白砂に15の石組を配し、虎の子渡しの庭ともいわれます。石庭といえば龍安寺を指すほど有名ですよね^^

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この石庭には様々な謎が秘められているようです。刻印はあるものの作者は分からず、15個の石が意味するものは何なのか、遠近法を利用した高度な設計・演出技法、土塀の絶妙な高さと材質。そんな謎解きをしながら庭を眺めていると、禅の奥深さが伝わってきそうでした。
これが人がいない早朝の拝観の良さなんですよ^^

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方丈の北側にある蹲は水戸光圀の寄進だそうですね。

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そんな龍安寺の紅葉は、3日前の強風でほとんど散ってしまったようです。遅く紅葉して紅くなりきっていない葉が、やわらかい色合いで美しかったです^^

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鏡容池の周囲は紅葉がすてきでした。12月の2週目になると京都も静かになって、真っ赤に色づいた紅葉は見れないけど、ゆっくり散策するのには最適♪

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