岩船寺(がんせんじ)は、729年、聖武天皇が行基菩薩に命じて建てられました。

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最盛期には39の坊舎をもつ大寺院でしたが、1221年の承久の変により大半が焼失してしまいます。以後、再興された堂塔も再度の兵火により次第に衰え、現在は本堂と三重の塔のみが残りました。現在の三重塔は、老朽化により1988年に再建されたものです。
寺名は、山門の前に置かれた石船(僧が身を清めたとされる石風呂)に由来するそうです。

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山門をくぐると、境内には紫陽花が咲き誇っていました!
紫陽花の先の木立に囲まれて建つ三重塔は、山寺の雰囲気が素敵でず~っと眺めていました。

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本堂には 大きな阿弥陀如来さまが座ってらっしゃいます。平安時代の行基作で、ケヤキの一本造と聞いて驚きました。ほかにも象に乗った普賢菩薩像や四天王像など、たくさんの仏像が祀られていて、1300年もの時代をタイムスリップしたかのようでした^^
楓も多いので紅葉も美しい静かなお寺をぜひ訪ねてみてね♪

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お寺の前では、名物の無人販売があります。農産物や特産品などが吊るされていました。無人販売の始まりはここなんだって^^

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