地下鉄東西線御陵駅から歩いて15分ほど、旧東海道沿いに「大乗寺」があります。

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朝は純白、徐々に紅く花色を変えていき、夕方には紅くなる”酔芙蓉(スイフヨウ)”が境内にびっしり植えられています。お酒を飲むと顔色がだんだんと赤みを帯びるのに似ていることから、この名がついたといわれています。芙蓉の一種ですが、八重咲きのとってもきれいな花です。

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気温の高い晩夏は1日で紅くなりますが、最近のように低くなってくると2日かかって紅くなります。住職が毎年挿し木された酔芙蓉が1,300本にも増え、美しい花が境内を埋め尽くしています。観光寺院ではないので訪れる人が少なく、ゆっくり鑑賞できます。10月中旬まできれいな酔芙蓉を見ることができるよ♪

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小高い吉田山に位置する「真如堂(しんにょどう)」は、984(永観2)年に比叡山の戒算上人が、比叡山常行堂のご本尊阿弥陀如来を安置したのが始まりとされています。紅葉の季節は混雑するけど、ふだんは人影もまばらでゆっくり参拝できます。

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庭園の鑑賞は有料なので、拝観料を納めるとお寺の由来や仏像などについて詳しく説明してくださいました。さらに「涅槃の庭」と呼ばれる庭園や、襖絵なども詳しく説明していただきました。とても良心的なお寺だよ(笑)
庭園の正面に大きな4つの岩で表した涅槃仏が横たわっています。後ろの生垣や大文字山から連なる東山三十六峰が借景となっていて、パンフレットに描かれた涅槃図とそっくりな庭園なんです。いい感じですよ^^

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真如堂には”花の木”があります。花の木は上から次第に紅葉し、上から赤・黄・緑と染め分けます。例年なら11月上旬に紅葉が見ごろとなりますが、すでに上のほうは紅く色づいていました。今年の紅葉は早い進行かもしれません!

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真如堂のすぐ北に「迎称寺(こうしょうじ)」があります。

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寺の土塀に沿って萩が植えられており、萩の名所として知られています。この土塀と萩の対比は、侘び寂びの世界を感じます。このお寺は拝観はできないので、道路から萩を眺めます。満開でとっても美しかったよ^^

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