豊岡市から国道178号線を西へ走ります。かつて海岸線を縫うように曲がりくねった道路でしたが、バイパス(山陰自動車道の部分開通)工事が進んでいて、ずいぶん走りやすくなりました。が、トンネルが多く美しい海岸線はほとんど見えなくなってしまったのは残念です。

快調にドライブしていると餘部橋梁に差し掛かりました。ここは強風にあおられた列車が転落するという悲しい歴史の場所です。この事故を機に鉄橋の架け替えが検討され、平成22年に新しい橋梁に架け替えられました。

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そして、旧余部鉄橋の歴史を後世に継承するとともに、人々の交流を促す観光拠点とするため、鉄橋の一部を展望施設として残して、余部鉄橋「空の駅」展望施設が平成25年5月3日にできました。

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展望施設からは美しい日本海が見渡せ、旧軌道の一部も残されています。悲しい事故があった鉄橋も、今では新しいコンクリートの橋梁に生まれ変わりました。

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時刻表を見ると、およそ30分後に上り列車が走ります。急ぐこともないので、撮影スポットへ移動して列車を待つことにしました。
実は、この転落事故が起きた日(昭和61年12月28日午後1時25分)の2時間ほど前に、私は国道を走っています。交通情報を聞こうとラジオのスイッチを入れたときに流れたニュースを聞いてびっくりしました。ここに来ると、家に帰って見た無残な映像の記憶が蘇ってきます。
歴史を風化させないためにも、鉄橋の一部を展望施設として残されたことに意味があると思います。

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こちらは鉄橋付け替え前の写真です。(2006年撮影)

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