10月27日3時半に起き、すぐさま着替えて、ネットで道路情報をチェックします。舞鶴若狭道は霧のため50キロ規制、天気予報は兵庫県北部に濃霧注意報が発令中です。これで霧に包まれていることを確信し自宅を出発しました。途中買っておいたパンを頬張り、わくわくしながら2時間ほどのドライブです♪

標高約350mの山頂に基礎となる石垣だけが残っている竹田城跡。
竹田城は別名「虎臥(とらふす)城」とも呼ばれます。山名持豊(宗全)が築城しや山城で、石垣は安土城の石垣を施工した近江穴太衆(あのうしゅう)の手による“野面(のづら)積み”という技法を用いています。

その城郭のない石垣だけが残る山城が、早朝の光がさす時間帯に現れる雲海と、そこに浮かび上がる城跡が幻想的で美しいのです^^


立雲峡(りつうんきょう)には、6時に到着しました。気温は8℃、期待どおり深い霧に包まれていました。すでに駐車場から車が溢れ、300mほど路上駐車の列です。その最後尾に駐車し、展望台へ向かいました。
立雲峡は老桜が美しい公園で、谷の向こう側に竹田城跡が望めます。

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駐車場から数分で第三展望台です。ここから15分ほど上がると第二展望台です。このあたりまで上るとほぼ同じ目の高さに城跡が見えるはずと思ったら、樹木の間からうっすらと雲海に浮かぶ姿が見えました!

さらに10分ほど上ると第一展望台ですが、下りてくる人に聞くとすごい人がいるそうです。たしかに車の台数から想像すると、よく見えるポイントはすでに人で埋まっていそうなので、ここで日の出を待つことにします。
桜が色づき、水分をたっぷり含んだ苔が美しかったです♪

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風が弱く雲海はなかなか動かなかったけど、8時を過ぎにようやく動きはじめ、城跡が見えてきました。同時に日が差しこんで、雲海に浮かぶ天空の城を眺めることができました^^

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霧に包まれたり晴れたりを繰り返す姿に感動し、第三展望台まで下りました。ここまで下りると、城跡が目の高さより少し高いから、雲海に浮かんでいるといった感じが少し弱くなります。ただ、ここは広いので多くの人がいても十分見えるし、谷間の雲海を見渡すこともできますよ。

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竹田城跡の雲海は素晴らしいので、毎年右肩上がりで観光客が増えているそうです。京阪神からおよそ2時間です。秋から初冬の穏やかに晴れた日の朝の神秘的で幻想的で美しい天空の城を見てみませんか♪

播但道、北近畿豊岡道の和田山ICから10分ほどです。