般若寺は、飛鳥時代に高句麗僧の慧灌(えかん)法師によって開創されました。のち聖武天皇が鬼門鎮護の寺として堂塔を建立したという古刹です。
境内には国宝の楼門、本堂、十三重石塔、二基の笠塔婆などがあります。

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「般若」は、インドの言葉(梵語)である、サンスクリット語の「プラジュニャ-」がパ-リ語に訛ると「パンニャ」になります。これを漢字に音写すると「般若」となり、根元智、太初の叡智、太極智、本地の叡智といった意味だそうです。
室町時代に能面の「般若」が作られたことから鬼女の面を想像される方も多いですが、本来は仏様の智恵のことです。
般若寺の本尊は文殊菩薩騎獅像であることも頷けますね。

また、境内一面に咲き競うコスモスが美しい”花の寺”として有名な般若寺。咲きはじめたコスモスが秋の訪れを告げていました♪

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般若寺の真ん前にある「植村牧場」。
初代牧場主が病弱だったため、「自分の健康のために飲むつもり」で、乳牛を飼いはじめたのが植村牧場のはじまりだそうです。街の中で一番古いという牧場は、一日1500本の低温殺菌牛乳を、1本1本真心をこめて製品にされています。
ここでは知的障害のある従業員15名余りも頑張って働いておられ、搾りたての新鮮な牛乳は、奈良ホテルやレストランに宅配されています。

その新鮮な牛乳から作られたソフトクリームは、濃厚なコクと香りが素晴らしい逸品!
搾りたての牛乳をふんだんに使った牧場ならではの贅沢な味でした^^

Uemurabokujo


☆般若寺へは
 JR、近鉄奈良駅から奈良交通バスで。
 無料駐車場あり