8月15日は終戦記念日。
奈良では、戦没者の慰霊と世界平和を祈る火の祭典として、大文字の送り火が営まれます。夕刻に飛火野で神式と仏式の両方で慰霊祭が行われます。

その後、20時から高円山にある大文字に点火されます。「大」の字は宇宙を意味するといわれ、大を形作る火床の数は人間の煩悩と同じく108あります。一辺が100m以上もある大きな文字が闇夜に浮かび上がりました。
写真を撮り、そっと手を合わしてきました。

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奈良大文字の送り火を見たあと春日大社に参拝します。
春日大社の万灯籠は、約800年前から続く行事で、境内にある3000基の灯籠すべてに灯がともされます。本殿がライトアップされ、朱色が映えて幻想的でした。

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万燈籠では、本殿周辺の回廊にも燈籠が吊られます。灯籠をよく見ると様々な模様があって、様々な人が寄進していることが分かります。春日大社にちなんで、鹿や藤が描かれたのもありました。

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回廊を歩くと、ろうそくの灯りが朱色の回廊を照らします。吊り灯籠が風で揺れ、幽玄で実に神秘的な光景です。
万燈籠は節分の日と、8月14、15日に行われるので、興味がある方はぜひ♪

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東大寺では、8月13日から15日まで中門が開放され、夜間の拝観ができます。
(昨年から灯籠・祈願の申込者以外は有料となりました)
このとき観相窓が開けられ、外から大仏さまのお顔を拝むことができます。
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さらに、15日は燈籠が並び「万灯供養会」が行われます。万灯供養会は、お盆に帰省できない方にも御先祖の供養をしていただけるようにという趣旨で、昭和60年からはじめられました。約2000基の灯籠に灯がともり、大仏さまのお顔が浮かび上がると厳かな雰囲気に包まれます。だれもが思わず歓声を上げる瞬間です!

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早い時間はすごい人だけど、9時を過ぎるとガラガラになるから、拝観を考えてる人は時間を調整されるといいですよ^^

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☆奈良公園へは
 近鉄奈良駅から徒歩10分~30分