拾翠亭は、五摂家のひとつであった九条家の別邸として、茶会や歌会などに使用された公家屋敷で、江戸後期に建てられました。
数寄屋風の書院造りで二層からなり、屋根の頂には一対の鯱と九条家の家紋を形どった鬼瓦が置かれています。

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広間の東側には九条池(勾玉池)を配し、雅な雰囲気を醸し出しています。「拾翠」の名前には、緑の草花を拾い集めるという意味が込められており、平安時代に貴族が野辺で草花を摘んだ習わしに因んで名付けられました。
ここは大きな百日紅が美しい茶室です。もちろん今はさつきが美しかったけど、ぜひ真夏に咲く百日紅を見にきてね♪

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☆拾翠亭へは
 地下鉄烏丸線「丸太町」下車、すぐ

 *拾翠亭は、3月から年末の金・土と、京都御所の一般公開日などに公開されます。公開日が少ないのでご注意!