春日大社の参道途中にある「春日大社・神苑」は、わが国でもっとも古い歴史をもつ万葉植物園です。万葉集に詠まれた約300種の植物を植栽し、それぞれに代表的な万葉歌がそえられています。
”藤の園”には、春日大社のシンボルでもある20品種・約200本もの藤が植栽されています。
房が長い野田藤が見ごろを迎えていました。

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香りが強い麝香藤は今が見頃です。藤の甘い香りが素敵ですよ♪
今春は気温が低く遅咲きの藤は花芽が少ないようです。

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「春日大社」は710年に藤原氏の氏社として創建され、平安後期には官社となりました。朱塗の回廊が春日山麓の緑の木立に映え、軒に下がる釣燈篭や桧皮葺の社殿などが典雅な趣を醸し出しています。また、節分と盆に行われる万灯籠は幽玄の世界です^^
社紋は”下り藤”です。 藤は境内に古くから自生し、藤原氏ゆかりの藤とでもあり次第に定紋化されました。

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境内に有名な”砂ずりの藤”があります。樹齢700年以上ともいわれる藤の古木で、藤の穂先が地面にすりそうなほど伸びるところから砂ずりの藤と呼ばれるようになったようです。
まだ咲きはじめでしたが、とてもきれいでした♪

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☆春日大社へは
 近鉄奈良線「近鉄奈良」駅下車、徒歩25分