高野山は、816年に弘法大師(空海上人)が真言密教の根本道場として開きました。総本山は金剛峯寺で、諸堂や大門、奥の院など高野山全体が金剛峯寺の境内となっています。
「金剛峯寺」は、全国に3600の末寺をもつ高野山真言宗の総本山です。

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1869年、豊臣秀吉ゆかりの寺院である青巖寺と興山寺を合併し、金剛峯寺と改称しました。大主殿は東西54m、南北63mもあり、我が国最大の石庭”蟠龍庭”や、ふすま絵が素晴らしかったです。写真は蟠龍庭と豪壮な台所です。なんでもでかい!

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開山の時最初に建物が建造された土地で、金堂、根本大塔、御影堂などを配置した「壇上伽藍」です。
金堂は弘仁年間に弘法大師が創建したもので、御願堂とか薬師堂とも呼ばれ、いつしか俗称の金堂が通り名となりました。現在の建物は平成7年に建立されたもので本尊は薬師如来像です。
根本大塔は、高さ50mあまりもある朱塗りの大塔で、内陣に胎蔵界の大日如来を本尊として金剛界四仏が安置されています。現在の建物は昭和12年に再建されたものです。

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金堂から3kmほど歩くと「奥の院」です。
弘法大師が835年に入定した現在も、信仰上生き続けていると言われている場所です。杉や檜の巨木が茂る中に、20万基を超える墓や供養塔が並んでいます。これは宗派の別なく、弘法大師の足下に眠れば極楽往生ができるという信仰によるもので、じっくり見ていけば歴史上の人物をほとんど見出すことができます。この木立の中をを歩いていくと、線香の香りが漂い、荘厳な気分を味わうことができました。

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☆高野山へは
 南海高野線「高野山極楽橋」駅下車、ケーブル線に乗り換え「高野山」駅へ。
 さらに山内バスに乗り継ぐ。
 高野山内は、1時間に2~3本のバスが運行されている。(行楽シーズンは臨時運転)