西明寺は、832(天長9)年に空海の高弟・智泉大徳が神護寺の別院として開きました。その後荒廃しましたが、鎌倉時代に自証上人によって再興されました。現在の建物は、元禄年間に桂昌院の寄進により再興されたものです。

高雄から10分ほど歩くと清滝川に架かる指月橋です。朱塗りの橋と紅葉が、すごくよく合うでしょ。指月橋を渡って境内に入ると、苔むした燈籠が並ぶ山門の前に到着します。

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ここも紅葉が素晴らしいところです。でも神護寺ほど知られていないため、人が少ないのが嬉しいです。

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もみじに覆われた山門をくぐると正面に本堂が見えます。本尊の釈迦如来立像と千手観音立像は重要文化財に指定されています。境内の紅葉はすごくきれいでした^^

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栂尾・高山寺(こうざんじ)です。
三尾の一番奥が栂尾。高山寺は、774(宝亀5)年に創建され、鎌倉時代に明恵上人が再興しました。このとき後鳥羽上皇の賀茂別院にあった石水院(せきすいいん)が移築されました。この石水院に「鳥獣人物戯画」の模写があります。(原本は東京国立博物館に寄託)

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広い境内には、金堂や開山堂などが点在していまする。杉の巨木や老松、楓などの樹木が茂る自然の景観を眺めながら、ゆっくり参道を歩くと金堂の前に到着しました。日当たりが悪いからなのか、まだ紅葉していませんでした。杉林は森林浴にぴったりですね♪

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☆西明寺へは
 神護寺から歩いて10分ほど。高雄バス停からも歩いて10分ほど。
 拝観料 500円

☆高山寺へは
 西明寺から歩いて10分ほど。栂尾バス停すぐ
 拝観料  400円 (石水院拝観は別途600円)