余っていた夏期休暇をもらって鷹峯へ行ってみました。
鷹峯は京都で紅葉がいちばん早くはじまるところです。気が早いけれど、行ってみた結果は・・・

鷹峯には、血天井の源光庵、吉野太夫ゆかりの常照寺、光悦芸術村の光悦寺など特徴ある寺院があります。
「源光庵」です。
1346(貞和2)年に、大徳寺2世徹翁(てつおう)和尚が隠居所として開き、1694(元禄7)年に曹洞宗の寺として再興されました。特徴的な2階建ての山門の前には、萩が咲きススキが風に揺れています。山門をくぐると満開の紫苑が出迎えてくれました。

Genkoan01 Genkoan02

本堂では一人の女性が庭園を眺めていらっしゃいました。お香が焚かれ心が落ち着きます。

Genkoan03 Genkoan04

本堂には「悟りの窓」という丸窓と、「迷いの窓」という四角窓が並んでいます。丸は禅の心と大宇宙を、四角は人の生涯を象徴し四苦八苦を表すそう。悟りの境地にはほど遠い私は、二つの窓を見比べていました。
本堂廊下の天井は伏見城の遺構と伝わる血天井で、徳川方の鳥居元忠らが自刃した時のものです。さすがに写真には納めませんでした。

Genkoan05 Genkoan06

(つづく)